生徒の声~U.Tさま 中国語検定準1級合格までの道のり~

U・Tさんは、2010年6月に中国語検定試験準1級に見事合格されました。
その合格までの経過と勉強方法を教えていただきました。

Q:準1級合格までどのくらいかかりましたか?
A:2007年に準1級にチャレンジをして、その後出産で1年ほどのブランクを経て
勉強を再開し、2010年6月に合格しました(受験回数4回ほど)。

Q:受験の動機は何ですか?
A:とかく語学の勉強は範囲が広くて、何から手をつけたらよいのか迷いがちです。
そのため、私にとっての検定勉強は、資格としてほしかったのもありますが、
勉強の道しるべ的なものとして活用しました。
ただ、中国語検定の場合、準1級と1級にかなりの難易度の差がありますので、
今後は1級を目指すことを意識しながらもペーパーバックや映画、新聞といった
生の中国語にどんどん触れて、総合的な語学力を身につけていくようにしていきたいです。

Q:どんな勉強をされましたか?
A:まず、自分にあった勉強方法を見つけていくのが一番有効かと思います。
私の場合、幼い頃に中国に住んでいたこともありリスニングは得意でした。
毎回リスニングはほぼ満点をとるものの、リーディングで点を落として
不合格になりましたので、リーディング対策を中心に行いました。

具体的には、中国語を書き写す方法をとりました。ノートの左側にリスニング問題に
出てくる長文やリーディングの長文等を一字一句書き写します(コピーするよりお勧めです)。
そして分からない単語をノートの右側に書き出し、辞書で意味やピンインを調べていきます。
その際に辞書に載っている例文も書き写すなどその単語の使い方を覚えていきます。
すべての作業を終えたら、ひたすらノートの長文を音読していき、
すらすらと読めるまで繰り返し、単語と中文の感覚を体にたたきこみます。

私は過去問のみを使用しましたが、それでも1冊を完璧に仕上げるのに結構な時間を要します。
1冊の問題集に出てくる「読めない単語・意味の分からない単語」だけでもかなりあります。
仕事していたこともあり、私には過去問だけでいっぱいいっぱいでした。
勉強時間は毎日1~2時間ほどでしょうか。試験前はひたすら自作のノートを眺めていました。
合計で4冊ほどのノートになったと思います。
ちなみに中文訳の対策はあまりしていません。部分点でいいかと割り切って臨みました。
音読をたくさんすることで、ある程度の語感が養われると思います。

Q:準1級合格を目指す方への一言をお願いします。
A:限られた時間の中でいかに効率よく勉強するのかが大切だと思います。
語学はうっかり手を広げると、あれもしたいこれもしたいという気持ちが強くなって、
多くのテキストを抱えがちになってしまいます。
私も書店に行ってはおもしろそうな本を買い、消化不良を起こす失敗を繰り返しました。
でも、最終的に思うのは「1冊の本を徹底的にやりこむ」ことが大切で、
気が付けば一つ上のレベルに上がるのだと思います。
皆さんの合格を願っています。


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