2007年3月13日(火曜日)読売新聞夕刊 生活情報広場vol.21にて
生活情報広場vol.21にて

<全文掲載>

身近で入りやすい「中国語」の基本と学ぶコツとは―

 中国語は「難しい」と思われがちですが、実は簡単です。
文法でいえば、日本語のような「~される」といった謙譲語もありませんし、過去形や未来形もありません。また、英語みたいに単数、複数によって動詞が変化することもありませんし、主語も「私」は「私」であって、「I」「my」「me」と変化をするようなこともありません。

 語順も、中国語の基本は「誰が」「いつ」「どこで」「何をする」という順番で話します。例えば、中国語だと「私は昨日デパートで買う。赤いブラウスを」となります。この「昨日」のところに「明日」を入れれば、それで未来形の文章になってしまいます。入れる単語は違っても、基本形は変わりませんから、中国人はすぐに「この単語は名詞ですか?動詞ですか?」と聞いてくるんですね。それは、「動詞であれば、ここ」というように、単語を入れる順番が決まっているからなんです。また英語とは違い、動詞の前に「しばらく」「ゆっくり」というような福祉がきますから、どちらかというと日本語に近いかもしれません。

 さらに、中国人の場合は、全部漢字なので、字を見れば何の意味なのか、日本人であればだいたいわかりますので、単語の意味を覚えなくてもいい。そういう点からも、日本人にとって中国語は、一番身近で入りやすい外国語かもしれません。

●「ニーハオ」「シェシェ」の挨拶がコミュニケーションのまず第一歩

 逆に難しいのが、発音だと思います。中国語の発音は「ピンイン」で表します。大事なのは、声調・・・アクセントですね。声調には、第1声から第4声と軽声の5種類があります。第1声は音を「まっすぐのばす」、第2声は「ひっぱる」、第3声は「回す」、第4声は「落とす」。そして最初と同じ音で最後を終わらせますから、音楽のように聞こえるのも特徴です。また中国語には、日本語にはない発音もあります。中国語の声母には、強く息をはきながら発音する有気音がありますし、また巻き舌音や鼻韻母などもあります。これらを、ラジオなどを聴いて独学で勉強する方もいますが、その場合、耳は日本語に一番近い音声を探そうとしますので、日本語らしい発音になってしまいます。それでは中国語は通じません。中国語を正しくマスターするには、まず中国語の発音ができる人について、どういうふうに舌を巻いているのか、口の形はどうするのか・・・自分の口を動かして声を出して練習し、その音を耳で聞いて覚えていくことが上手くなる早道です。2~3ヶ月もすれば、口が動くようになり、きれいな発音ができるようになります。

 たとえしゃべれなくても、「ニーハオ」と「シェシェ」―――この言葉だけでもぜひ覚えておいてください。中国語で「こんにちわ」「ありがとう」と挨拶すれば、中国に行かれたときも笑顔で対応してくれると思います。これがコミュニケーションのまず第一歩ですので、ぜひ実践してみてください。


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