大阪・京橋の中国語・韓国語・英語・ベトナム語・タイ語など外国語の会話教室をお探しなら

（全文掲載）

　長い交流が続くアジアと関西。特に2007年は、8月に関西国際空港第2滑走路の利用が始まり、中国などと貨物便を含む往来の増加が見込まれる。5月にアジア開発銀行総会が京都で開かれ、秋には華僑らが集う「世界華商大会」やアジアの経済交流を呼びかける「アジア主要都市サミット」が神戸や大阪で催されて、金融、ビジネス関係者も広く集う。この機会に、共存を図るアジアと関西の経済を巡る人間模様や企業の営みについてリポートする。

　大阪・京橋で語学学校「中日言語学院」を開く張音さんも、留学を機に日本で起業した。
　 中国・安徽省のテレビ局アナウンサーだったが、テレビで聞いた日本語の「癒し系の響き」にひかれて92年に来日し、日本語を4年間勉強。帰国後に再来日して、02年に自ら語学学校を設立した。アナウンサー仕込みの正しい中国語を教えられるのが売り物で、100人を超える受講者には大企業の社員も多い。
　「留学時代から暮らす大阪には愛着が強い。仕事を通じて関西と中国を結ぶ懸け橋になりたい」と話す張さんは、国内金融機関の支援も取り付け、通訳や翻訳にも事業を広めつつある。