西辻健一郎さんは2004年8月~2005年8月まで留学準備として当校で北京語を勉強されておりました。 |
留学すると以前から、「一体どんな番組をやっているのか!?」と大変興味を持っていました。そして実際来て、その想像以上の多様性と面白さに正直度肝を抜かれてしまいました。ただ、ニュース・報道関連の番組となると、やはりいろいろと制約や方向性があるのが見ていてよくわかり、この点は予想通りでした。 中国の地上波TVのチャンネルは非常に多いです。ローカルの北京電視台だけで10個もあります。 他方、肝心の内容ですが、個人的に面白いと思うのはTVドラマです。さすがは悠久の歴史と人治の思想を持つ国家というべきか、人間の心模様や社会のいろんな側面にズバズバと切り込んでいて、見ていて飽きることはありません。もちろん駄作や宣伝色の強いもの(戦争映画等)もありますが、たくさんあるチャンネルを変えつつまたぎつつ見てゆけば、あっという間に時間がすぎていきます。ジャンルも時代劇・劇画調・トレンディ・社会風刺など多彩で、ドロドロの不倫劇や解放軍をモチーフにしたコメディも堂々とやっています。また中国でも「韓流」が起こっていて、たくさんのドラマが中国語吹き替えで放送されています。残念ながら、日本のドラマはまだ一度も見たことがありません。 しかし、マンガ・アニメとなると、日本のものがあふれるほど放映されています。とりわけ現在人気があるのが「ドラえもん(多啦A梦・以前は机器猫と呼ばれていた)、「名探偵コナン(名侦探柯南)」です。ちょっと以前なら聖闘士星矢(圣斗士)やドラゴンボール(七龙珠)が人気だったようです。その他に私が見たこともあるものとして、ちびまるこちゃん(小丸子)、頭文字D(头文字D)、爆走兄弟レッツ&ゴー(四驱兄弟)、中華一番!等があります。
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写真9.ペヨンジュン |
写真10.名侦探柯南 |
最初に北京に来て驚いたのは、とにかく話す速度が速い!ということです。加えて普通語と北京語の発音が異なるため、最初は本当に相手の言っていることがちんぷんかんぷんでした。自分の言いたいことを何とか伝えて、返答は筆記してもらうという状態でした。それでもTVにかじりついたり本を読んだりするうちに徐々に慣れてゆき、3ヶ月目にしてようやく、普通語のナチュラルスピードになれることができました。しかし、現地の北京語はまだまだわかりにくい事が多いので、留学して5ヶ月たった今でも聞き取るのに心の余裕はほとんどありません。 北京語の特徴は、極端に舌を巻いてしゃべることです。その結果、ピンインがーnで終わる発音がーrと変わる、いわゆるR化が起こります。(しかし実際は、もっといろんな部分でR化が起こっている気がしますが、まだ全体像がつかめません。)R化した場合、例えば天安門は「ティェンアンメン」ではなく「ティェンアンメェル」になります。また巻き方がすごいと、これが「ティェンアルメェル」、はたまた「ティェルアルメェル」などと聞こえてしまうこともあります。 このR化自体も厄介なのですが、本当に聞き手として辛いのは、舌のポジションが始終喉の方にあるために、言葉ごとの発音のメリハリが少ないということです。まさに流れるように言葉をしゃべってくるので、一体どこまでが1単語なのか、どこで意味が切れているのか、まだまだ聞き分けられないことが多いです。 ただ、その分息の流れが口ではなく鼻腔の方へ向かうため、北京人の声はキンキンとよく響きます。(歌手の細川たかしさんや布施明さんのような声、と考えてください)。ですからぼそぼそ声の人はおらず、相手の口から出てくる音声自体は耳にしっかりと入ってきます。しかし、日本語は声を響かせる言語ではないので、日本人にとって声の響きを手がかりに言葉を聞き分ける事はどうにも難しいようです。 |
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