西辻健一郎さんは2004年8月~2005年8月まで留学準備として当校で北京語を勉強されておりました。 |
中国北京の春・人々を困らせるのは黄砂だけではありません。ほぼ同時期に空を舞うタンポポの綿毛のような物体!実態は柳の木の花らしいのですが、これが相当な「くせもの」です。現地の人は「毛毛(マオマオ)」などとかわいく表現する人もいますが、現実は、黄砂とあいまって、この時期のありとあらゆる日常生活にも襲い掛かってきます。 このような状況で、北京の人はたくましく生活しているのです。日本では黄砂が来るたびに中国を非難します。確かに中国政府の黄砂対策はもっと十分に行われるべきですが、そうした黄砂に代表される生活環境の問題は、中国においても同じ(或いはもっと厳しい)と言うことは、知っておくべきでしょう。 |
写真16-1 マオマオ |
写真16-2 マオマオ+黄砂 |
中国における受験シーズンは、6月にあります。このときに「高考(大学入試)」があり、この点数で進める大学が決まります。受験の詳しいシステムの説明は省略しますが、大まかに言って ①出願時に、志望大学を志望順に複数申告。 ※ただし、各大学の合格人数の定員は、学生の出身地域ごとに決まっている。たとえば北京大は、北京市の学生から○○人、山東地区から○○人、四川地区から○○人というぐあい。(なお、以下に述べる「録取分数線」も、地区ごとに異なる)一般に、各大学は地元の学生から多くの合格者を出すようになっている。 だいたいこのような流れです。 中国は、大学に入れる財政的余裕を持つ人々は限られますが、かといって日本のような「大学全入」の状態では全くなく、熾烈な受験競争が起こっています。そして各大学は、日本が「偏差値」でランクがつけられるのと同じように、「合格点(録取線/録取分数線)」ごとに序列化されています(もちろんそれだけが基準ではないです。専門性、歴史、国家重点校指定などいろんなものがあります)。写真は、この「高考」の人民大付属中学会場の様子です。保護者、学生、マスコミが入り乱れています。 私の留学していた2006年の高考では、大波乱が起きました。それは、北京地区高考取得得点の一位、二位の人がそれぞれ、北京大・精華大ではなく、香港の大学への進学を選んだのです。奨学金等の優遇措置、大陸人の香港へのあこがれ、学問的自由さなどさまざまな要素があったとはいえこのことの衝撃は大きく、マスコミでは「北大、精華の没落」といったセンセーショナルな記事でこの問題を取り上げていました。 まだ一般的には、北京大・精華大を頂点とした中国の大学の序列は変わっていないとされています。しかし、香港や海外大学への選択肢が増え、それを選ぶ学生が増えることで、今後その序列は変わってゆくのかもしれません。 |
写真17-1 |
写真17-2
受験生を取材するマスコミ |
写真17-3 受験が終わるのを待つ保護者 |
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●音音的家
2007年5月を皮切りに、奮闘執筆中!!
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