西辻健一郎さんは2004年8月~2005年8月まで留学準備として当校で北京語を勉強されておりました。 |
3.中国のテレビ番組の項目でも少し触れましたが、留学当時の中国では、日本に負けず劣らず、あるいはそれ以上の「韓流」ブームが起こっていました。とにかく韓国の文化、ファッション、ドラマなどのエンターテイメントに対する評価が高く、「洗練されて」いて「都会的・先進的」だとされています。
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写真11.中韓歌謡コンサート |
写真12.コンサートのセット |
写真13.コンサート中継の一場面 |
さて、この活力門とは何でしょうか?これを知っている人はかなり「通」な人にちがいありません!これは「ライブドア」の中国語訳なんです。とはいえ、ライブドアを知る中国人は当初ごくごく少数で、おそらく日本の時事通の人か金融に興味のある人しか、この言葉を見かけることはなかったでしょう。そう、あの日までは・・。 2006年1月16日、東京地検特捜部は、六本木ヒルズのライブドア本社や堀江貴文の自宅など関係各所の捜査に踏み切りました。日本ではこの事件に関し、相当な社会的反響があったと聞いていますが、その様子を私が知ったのは、中国のニュース番組を通じてでした。中国で突然ライブドアのことが、しかもものすごい情報量を伴って報道されたので、私は「これはただ事ではない」と思い、その後インターネットを通じてこの事件の情報を集めたのを覚えています。 中国のテレビでの論調は①堀江氏を日本の「ビル・ゲイツ」と見立て、両者を比較し、結論として堀江氏には技術的裏づけに乏しく、一種の成金長者的な側面がある可能性が高いと分析した②この事件の前提に、日本のIT・金融システムがアメリカ的なものに変り、一種のバブルが起こっていることがあることを指摘した③そしてこの事件が、日本のそのIT・金融バブルに冷や水を浴びせる結果になるだろうと予測した。 これらの分析は冷静でなかなかに鋭い。また説明内容も丁寧で、私はテレビを見ていて感心してしまったことを覚えている。しかし最終的にテレビ(つまり権力者サイド)が言いたかった一番大事なことは、きっと以下の点にあったと思う。つまり、日本の例を引き合いに出して、「現状の中国でのIT・金融業界の急成長に人民が浮かれないよう諭す」ということだ。 中国の急速な成長は、猛烈であると同時に脆い部分がある。そして政府は、その弱い部分が深刻なものとならないよう、必死で調整、管理をしている。だからこそライブドア事件を、客観的に、しかし丁寧に、ああして報道していたのではないだろうか。 この「ライブドア事件」の報道に関して言えば、「それみたことか」と感情的な袋叩きをした日本の報道の仕方よりも、中国側の報道の仕方の方が一枚上手だったと、私は思っている。 |
写真14「活力門」事件
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写真15「活力門」事件解説 |
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2007年5月を皮切りに、奮闘執筆中!!
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